English Classroom

中学3年間の英語の授業アイディア、英語教育についての考え・悩みを日々記録しています。

間接疑問文を使う必要性をもたせる活動の工夫

間接疑問文を文法説明から教え込むことはできますが、使用の必要性を教室環境の中でどのように生み出して指導していくかを考えました。教科書はNew Horizon3のUnit4。題材は登場人物の暮らす町の外国人が、どれだけ災害のための対策や意識をしているかとい…

英作文の添削をどうする?

英作文の添削には時間がかかりますが、その割に生徒がフィードバックを見ていない、生かしてくれていないことを感じます。そこで、いろいろ試しています。 コレクションコードを使おう 生徒が改めて推敲する視点を与えるために、ALTと一緒にコレクションコー…

自律学習者を育てること、英語教師としてできること

自律学習者の育成は英語教育でも長年のテーマだと思いますが、一筋縄ではいかないなということを痛感しています。日常生活で英語を使わなくても生きていくことができる日本で、目的意識をもたせて英語学習に向かわせるために、教師である自分に何ができるの…

事実発問と推論発問で「事実と意見」を分ける意識付けと、接続詞thatとbecauseを使わせながら身に付けさせる工夫

中2の言語材料として重要度の高い接続詞。ここまで、従属接続詞のwhenやifを扱ってきました。 今回は、教科書本文の内容について事実発問と推論発問で問いながら、生徒の発話を事実と意見に整理しながら、接続詞thatを使わせながら学ぶことができるように意…

年度初めの準備に役立つブログ記事

新課程での1年目も終わりが近づき、息をつく暇もなく新年度の準備が始まります。 2015年から自分の授業実践をブログに記録してきましたが、年度初めの準備に役立ちそうな記事をまとめました。ぜひ参考にしていただければうれしいです。 QRコードを使わず…

リレーノートで楽しく書いて仲間とつながる

書くことに対して抵抗感を多くの生徒がもっていると思いますが、友達とのつながりの中で楽しく継続的に取り組ませることができる。それがリレーノートです。今回は僕なりの実践を記録に残しておきます。 リレーノートって? 要するに、英語でやる交換日記で…

何のためのリテリングやPicture Describing?

この活動って何のため? Picture Describingやリテリングは授業中の活動として有名で、特に最近の中学校の指導でも流行っていると思うのですが、「なんで、この子たちはイラストについて説明してんだろう?」と、頑張っている生徒を見ながら、少し冷静な気持…

授業と家庭学習をつなぐための工夫

Last Sentence Dictationの目的・効果 毎時間の始めには、既習の教科書本文を使ってLast Sentence Dictationをしています。僕の場合は、指定しておいた既習の教科書本文のどこかの文の終わりで音声を止め、生徒がそれをワークシートに書き取ります。これを毎…

【お知らせ】授業力&学級経営力 12月号(明治図書)に寄稿させていただきました!

大変ありがたいことに、明治図書様からお声かけいただき、なんとこの雑誌へ記事を寄稿させていただきました。 僕は「振り返りシート」についての実践を書かせていただき、無事に掲載していただくことができました。 振り返りシートについては、過去にブログ…

【新課程版】今こそ、初心にかえって自分の指導を見直すとき

新課程での授業が4月からスタートし、あっという間の1学期が過ぎ、気づけば2学期もスタート。1学期を終えた時は、新しい教科書での指導にも少し慣れ、このままの流れで2学期以降もやっていこうと思っていましたが、久しぶりに夏休み明けに授業をしたところ、…

授業で歌を歌わせるなら、知っておかねばならないこと

授業で洋楽を歌わせるという先生方は多いですが、ただ単に「盛り上げる」ためではなく、目的をもって指導していきたいところです。初任の頃から読みあさってきた、大東文化大学の靜哲人先生のブログ、著書、ビデオをご紹介します。これを知らずして、歌の指…

【新課程・ICT活用】Youtuberになってデイリールーティーンをライブ配信しよう!

これまでは1学期はbe動詞、2学期から一般動詞が入ってくる流れでしたが、新課程になって1学期のうちにどちらも扱うようになりました。それによって、これまでは1年生のゴールにしていた「典型的な一日(My Typical Day)」のスピーチ発表を、早くも1学期末に行…

ちょっとした工夫で教科書の題材を魅力的に

New Horizon2 Unit1 のUnit Activityというパートでは、「シンガポールへ旅行する計画をたてる」という活動が設定されています。これまでの僕だったら、「なぜシンガポール?そもそも生徒が興味のない国のことで活動できるわけないだろうが~っ!」と言って…

【新課程版】be going toとwillの使い分けに気づかせる工夫

New Horizon2 のUnit1では、be going to と willが続けて登場します。一つの本文の中で、まとめて使われているので、使い分けもできるようにすることが求められているのだと思います。Unit1-1でbe going toについては学習済み。willを扱うUnit1-2を2時間で展…

国立教育政策研究所の「中学校英語指導事例集」の紹介

本日、国立教育政策研究所から「中学校英語指導事例集」が公開されました。PDFでの指導資料だけでなく、youtubeでの映像資料もあります。それぞれの良い部分は、どんどん実践に取り入れていきましょう。 ウェブサイト 映像資料 事例1:「語や文法事項などを…