English Classroom

中学3年間の英語の授業アイディア、英語教育についての考え・悩みを日々記録しています。

【お知らせ】授業力&学級経営力 6月号(明治図書)に寄稿させていただきました!

大変ありがたいことに、明治図書様からまたもやお声かけいただくという奇跡が。この雑誌へ記事を寄稿させていただきました。 GIGAスクール構想の中で、板書やノートのあり方が問われているところです。そこで、僕は「ノート指導」について中学校の英語科の立…

1対1で向き合うと、生徒が元気になる。

とある田舎の公立中学校の教師の頭の中 いろんな状況の生徒たちがいる。ファストラーナーたちは、こちらの理想どおり、もしくは想定以上にどんどん学ぶ、定着も早い、応用もきく。なかなかうまくいかない展開になったとしても、柔軟に対応する。でも、現実は…

紙の辞書かインターネットの辞書か?

一人一台端末が導入された段階で、「もはや紙の辞書はいらないのか?」と考えたこともありましたが、答えは一つ。 紙の辞書も、インターネットの辞書も併用。どちらのメリットも最大限に生かして、生徒がその場の状況や目的に応じて使い分けることができれば…

質問力を高めるために

人とのコミュニケーション力を高める上で、そしてこれからの時代を生き抜く子どもたちを育成するために、「問う」という力は大変重要なスキルだと思います。英語の授業でも、その基礎となる質問する力を高めることができると思います。 そこで、「技能:疑問…

【無料でできるICT活用】文字起こしアプリとテキスト比較ツールで教科書音読の成果を視覚化する

家庭学習で教科書音読の練習を課していることが多いと思いますが、ICTを活用して生徒の効果的な練習に繋げられないかを考えてきました。一人一台端末が配備された今、ICTを活用した取り組みにチャレンジするハードルも大きく下がりました。 特に、文字起こし…

生きて働く知識・技能を育てるための「練習」で自動化を目指す

新課程の2年間が終わろうとしているので、ここで振り返りを。個人的には、現行学習指導要領の「コミュニケーションの中で実際に使いながら学んでいく」という考え方はとても好きで、言語活動のあり方や設定の工夫について学ぶことがたくさんできました。また…

仮定法過去の導入と言語活動を通した文法指導(文科省のBridge使ってみた)

仮定法過去の導入について記録しておきます。この3年生は1年時は旧課程の教科書だったため、文科省のBridgeが配布されています。仮定法の使用を想定した題材がいくつか含まれており、生徒も興味をもって考えることができそうであったので、ここで活用してみ…

関係代名詞と過去分詞・現在分詞をまとめて扱うタスクベースの授業

これまでの僕は、関係代名詞のあとに、簡略化されたものとして現在分詞・過去分詞を扱ってきました。新しいNew Horizon3では、現在分詞・過去分詞が先に登場します。関係代名詞の指導をしてから、段階的に現在分詞・過去分詞というPPPの流れではなく、どち…

間接疑問文を使う必要性をもたせる活動の工夫

間接疑問文を文法説明から教え込むことはできますが、使用の必要性を教室環境の中でどのように生み出して指導していくかを考えました。教科書はNew Horizon3のUnit4。題材は登場人物の暮らす町の外国人が、どれだけ災害のための対策や意識をしているかとい…

英作文の添削をどうする?

英作文の添削には時間がかかりますが、その割に生徒がフィードバックを見ていない、生かしてくれていないことを感じます。そこで、いろいろ試しています。 コレクションコードを使おう 生徒が改めて推敲する視点を与えるために、ALTと一緒にコレクションコー…

自律学習者を育てること、英語教師としてできること

自律学習者の育成は英語教育でも長年のテーマだと思いますが、一筋縄ではいかないなということを痛感しています。日常生活で英語を使わなくても生きていくことができる日本で、目的意識をもたせて英語学習に向かわせるために、教師である自分に何ができるの…

事実発問と推論発問で「事実と意見」を分ける意識付けと、接続詞thatとbecauseを使わせながら身に付けさせる工夫

中2の言語材料として重要度の高い接続詞。ここまで、従属接続詞のwhenやifを扱ってきました。 今回は、教科書本文の内容について事実発問と推論発問で問いながら、生徒の発話を事実と意見に整理しながら、接続詞thatを使わせながら学ぶことができるように意…