English Classroom

中学3年間の英語の授業アイディア、英語教育についての考え・悩みを日々記録しています。

英語の絵本を使った授業にチャレンジしてみました。

小学校1年生の国語で「ずーっと、ずっと、大好きだよ」という読み物があったことを知っていますか? とても心に残る物語だったのですが、小学生という遠い記憶のため、完全に忘れていました。そんな中、小1の娘が国語の音読で、そのお話を読んでいてとても懐…

感嘆文を使う必要性のある授業を目指して、教科書にひと工夫

New Horizonでは中1のUnit8で感嘆文を学びます。ただ、授業の中で感嘆文を使う場面を作りだすことはなかなか難しいなと思っていました。そこで、ペアでのスキットをベースにして使わせることにしました。ただ、単純にやっても生徒たちは燃えないので、教科書…

【新課程版】定期テストづくりのための覚書

これまでずーっとテスト改善のことは意識していましたが、新課程になる直前からいよいよ一歩踏み出して、本格的にスタートした感じです。本当に、テストづくりって難しい。大学の時にテストづくりのことを教えてもらった記憶はないですが、ぜひ必修科目とし…

間接疑問文を使わせるために、kahootで子どもたち自身が作成したクイズ大会をしました。

教室環境の中で、間接疑問文を使わせる場面を仕組むのは、個人的には難しいと思っています。そこで、導入のためにタスクでの授業実践をしてみました。それについてはこちら。 さらに練習の機会を作りたいと思い、Kahootでクイズ大会(名付けて…How well do y…

【お知らせ】授業力&学級経営力 8月号(明治図書)に寄稿させていただきました!

授業力&学級経営力 8月号(明治図書)に、中学校英語の教材研究をテーマとして寄稿させていただきました。 著名な先生方の中に、無名の自分が並んでしまい大変恐縮です。しかしそんな自分にも、チャンスをくださる明治図書様に心から感謝しています。 教材研…

夏休みの宿題を通して、自律的学習者の育成を目指す

新課程の3年目に入り、知識・技能を鍛えること、思考・判断・表現の場面を設定して取り組ませることにバランスよく取り組むことが大切であると実感しています。そこで、授業と家庭学習の連動を一層意識して、知識・技能の定着を促すために、準拠ワークではな…

【あなたもYouTuber第2弾】現在完了進行形は現在完了形(継続用法)と一緒に導入した方が効果的

新課程から現在完了進行形を中学校で扱うことになり、自分なりの指導の工夫について記録しておきます。教科書の流れでは、現在完了進行形と現在完了形(継続)は別々に扱う構成です。そこで、現在完了形(継続用法)と現在完了進行形の使い分けについて印象…

【お知らせ】授業力&学級経営力 6月号(明治図書)に寄稿させていただきました!

大変ありがたいことに、明治図書様からまたもやお声かけいただくという奇跡が。この雑誌へ記事を寄稿させていただきました。 GIGAスクール構想の中で、板書やノートのあり方が問われているところです。そこで、僕は「ノート指導」について中学校の英語科の立…

1対1で向き合うと、生徒が元気になる。

とある田舎の公立中学校の教師の頭の中 いろんな状況の生徒たちがいる。ファストラーナーたちは、こちらの理想どおり、もしくは想定以上にどんどん学ぶ、定着も早い、応用もきく。なかなかうまくいかない展開になったとしても、柔軟に対応する。でも、現実は…

紙の辞書かインターネットの辞書か?

一人一台端末が導入された段階で、「もはや紙の辞書はいらないのか?」と考えたこともありましたが、答えは一つ。 紙の辞書も、インターネットの辞書も併用。どちらのメリットも最大限に生かして、生徒がその場の状況や目的に応じて使い分けることができれば…

質問力を高めるために

人とのコミュニケーション力を高める上で、そしてこれからの時代を生き抜く子どもたちを育成するために、「問う」という力は大変重要なスキルだと思います。英語の授業でも、その基礎となる質問する力を高めることができると思います。 そこで、「技能:疑問…

【無料でできるICT活用】文字起こしアプリとテキスト比較ツールで教科書音読の成果を視覚化する

家庭学習で教科書音読の練習を課していることが多いと思いますが、ICTを活用して生徒の効果的な練習に繋げられないかを考えてきました。一人一台端末が配備された今、ICTを活用した取り組みにチャレンジするハードルも大きく下がりました。 特に、文字起こし…

生きて働く知識・技能を育てるための「練習」で自動化を目指す

新課程の2年間が終わろうとしているので、ここで振り返りを。個人的には、現行学習指導要領の「コミュニケーションの中で実際に使いながら学んでいく」という考え方はとても好きで、言語活動のあり方や設定の工夫について学ぶことがたくさんできました。また…

仮定法過去の導入と言語活動を通した文法指導(文科省のBridge使ってみた)

仮定法過去の導入について記録しておきます。この3年生は1年時は旧課程の教科書だったため、文科省のBridgeが配布されています。仮定法の使用を想定した題材がいくつか含まれており、生徒も興味をもって考えることができそうであったので、ここで活用してみ…

関係代名詞と過去分詞・現在分詞、間接疑問文を扱うタスクベースの授業

これまでの僕は、関係代名詞のあとに、簡略化されたものとして現在分詞・過去分詞を扱ってきました。新しいNew Horizon3では、現在分詞・過去分詞が先に登場します。また、その前段階に間接疑問文を学ぶ展開になっています。教科書の流れに合わせて、新出言…