English Classroom

中学3年間の英語の授業アイディア、英語教育についての考え・悩みを日々記録しています。

インプット、アウトプット、提出課題のバランスをとるのが難しい。

  最近わかったこと、感じていること

  • 1年生は「自己表現」活動がまだ難しいレベル。「パターンプラクティス」をしっかりと。
  • 1年生はTalk and Talkの内容、分量、インタビューテストがちょうどよい。
  • 2年生からは「自己表現」する機会をかなり増やせる。特に「書くこと」が増えた。
  • 2年生にとっては、Talk and Talkが重たい。家庭学習ノートの提出に追われる。
  • 2年生の自己表現で「書く」課題と、Talk and Talkの課題の両立が厳しい。トップ層の生徒がギリギリ追いつける。スローラーナーたちには、本当に厳しい。甘えなのか、本当にできないのかは見極めが必要。
  • 2年生の生徒に聞いてみたところ、Talk and Talkは生徒にとって「大変」だけど「力がつく実感をあまり感じない」らしい。教科書準拠ワークの方が「取り組みやすい」「分かりやすい」らしい。僕はTalk and Talkは「しんどい」けど「力がつく」と感じていると思っていた。僕と生徒の認識のズレ。実感はなくても、Tlk and Talkで力がついているのは確かなんだが…。
  • 2年生はTalk and Talkのインタビューテストをする余裕を生み出せない。それが「習熟」に至らない原因か?ただ、教科書準拠ワークでは身につけられない力を、Talk and Talkでは鍛えることができる。悩ましい。
  • 課題をさらに精選し、授業と家庭学習のリンクを深める必要がある。

 

そのときのメモ

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こうしてみる

    1年生は、Talk and Talkでのノート提出、インタビューテストをしている。生徒も教師も大変ではあるが、それでも「ゆとり」を感じながらのびのびと勉強していける感覚。ちょうどいい。楽しい。

    2年生はTalk and Talkのインタビューテストはしていない。それでも全く「ゆとり」なし。「大変」を越えて、「溺れそう」「溺れてる」感じ。豊かな気持ちで英語学習に取り組む余裕がない。

   そんな2年生には、次のプリントを配布して課題の整理をしたいと思います。

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まとめ

   かつては、2年生からの「自己表現」を戦略的にやってはいませんでした。たまーーーに単発でやるくらい。そのため、2年生でもTalk and Talkとインタビューテストをする余裕はありました。その感覚でTalk and Talkを採用していましたが、「自己表現」に定期的に取り組んでいる現2年生には苦しいのかもしれません。僕の独自の課題を増やした分、課題の精選が必要。

   つまり、1年生はTalk and Talkと教科書準拠ワークがちょうどいい。むしろ教科書準拠ワークが不要なくらい。

   逆に、2年生は教科書準拠ワークのみにするとどうか。Talk and Talkをインタビューテストまできちんと行えず、中途半端になっているのも確かです。その分、時間的にも心理的にも余裕を生んで、自己表現の「書く」をもっと深めていくべきかも。ただ、ここまでTalk and Talkで培ってきた力もあり、それが教科書準拠ワークだけで鍛えることが可能なのかも不安ではある。ただ現状では、2年生は教科書準拠ワークのみにしていく方向。来年度以降へのメモ。