市内のALTの授業研修会の場所として本校が選ばれました。生徒が外国人と直接触れ合うまたとない機会なので、ここぞとばかりに活用させていただきました。今回はALTが9名集まったので、インタビューをし、紹介ビデオを作ることにしました。2年生で行いました。
身につけたい力
- 相手の発言に関連した質問をできる。
- 人の発言にリアクションできる。
- 相手の発言内容を簡単にメモし、正しく理解できているかを確認できる。
- 聞いたことの内容を英語で説明できる。
準備
次のプリントで事前にインタビューの準備をします。
最初の質問から答えを想定し、関連質問も準備しておきます。実際にはこのようには進みませんが、関連質問を考える機会とします。ALTの添削後にグループでのインタビュー練習をしておきます。
授業の手順
次のスライドで手順を確認しながら進めました。
- インタビュー
- 紹介ビデオ撮影の練習
- CASTで撮影グループを指名
- 別室へ移動しビデオ撮影
ビデオ撮影はALTに任せました。その際、タイマーで2分をはかりながら、時間を意識して撮影をしました。また、撮影グループは、前のグループが撮影終了したら順次、CASTでランダムに指名しました。自分たちの順番がいつ来るかわからないことで、緊張感をもって練習に取り組めると考えました。
ビデオ撮影の実際
カメラの前に立たせるだけで、生徒たちは練習とは違った緊張感に包まれます。プレッシャーの中で英語を使う難しさに苦しむ生徒、思い切って英語で伝えようとする生徒、むしろこの状況を楽しんでいる生徒、いろいろな生徒の姿を見ることができました。実際の場面は以下の通りです。
まとめ
本来であれば、クラスに1人のALTにインタビューをすると数時間かかる活動です。今回は研修という場を借りて、みなさんに参加していただきました。よほど授業が気に入ったのか、放課後の下校指導の時にも何人もの生徒が「楽しかった、もう一度やりたい!」と言ってくれました。外国人と直接触れ合うことに生徒たちは飢えているし、よりリアルな場面を設定してやることで、生徒のやる気にも火をつけることができるのだと実感しました。
また、これまでトレーニングしてきた力がどこまで身についたかを観察することができました。気づいたことは以下の通り。
- プレッシャーの中で、英語らしく発音することの難しさ。
- リアクションの表現の乏しさ。
- 関連質問をする難しさ。
- 質問に対してクールアンサーで答える難しさ。(ショートアンサーになる)
- プレッシャーの中で生み出せる英文は単文レベル。複文がなかなか出ない。
まだまだ、生徒たちの力をつけるために頑張らなければいけません!