English Classroom

中学3年間の英語の授業アイディア、英語教育についての考え・悩みを日々記録しています。

教科書本文の読解・音読指導⑤(中2からの授業展開)

中2からは、次のような展開で授業することが増えてきました。

授業の流れ

  1. オーラルイントロダクション・リスニングから内容推測など。
  2. 教科書を開く。
  3. 主語に四角、動詞に二重線を引かせる。
  4. 授業プリント裏面で各自答え合わせ。
  5. 新出単語・既習表現の確認。
  6. 本文についてのQ&A(事実発問中心)
  7. 一斉音読(CD/教師に続いて一斉に発音)
  8. 一斉音読(Read and Look Upを教師の指示で一斉に)
  9. ペア音読(Read and Look Upをペアでお互いに指示を出しながら)
  10. 一斉音読(CDと同時に音読)
  11. ペア音読(CDと同時に音読)
  12. 個人音読(授業プリントで虫食い読み→全体の前で発表)
  13. アウトプット課題(授業プリントの最後の課題)
指導上の留意点
  • 内容理解につまずいている様子があれば、授業プリントを使って、「語順訳」もしくは「文法・表現のポイント」を解説します。
  • 音読練習でつまずいている様子があれば、授業プリント裏面を使って、「音のつながり・消失」を練習します。

盛り上がりのポイント

  • Read and Look Upをペア活動にすると盛り上がる。パートナーのRead! Look up!の声に合わせて、割と厳しく音読練習が成立する。
  • ペア音読(CDと同時に音読)が盛り上がる。まずはお互いに教科書を交換。好きな蛍光ペン(相手が嫌がる色の蛍光ペン)を取り出す。ジャンケン負けは、CD再生と同時に同じスピードで音読。発音の崩れがあったところに、パートナーは容赦なく蛍光ペンでハイライト。交代して、お互いに取り組む。
  • 虫食い読みを個人練習させた後は、全体の前で代表者が挑戦。僕はCASTでランダムに指名しますが、みんなドキドキ盛り上がる。活動後には、良い点も課題も含めてフィードバックを与えて、全体の学びにつなげる。

まとめ

  • 理解できた文をきちんと音読できるようにし、それをノートに何度も暗写させて体に叩き込みます。
  • 理解していない文を音読させない。音読できない文を書かせない。