授業の始めの帯活動で力をつけていきたいと考える僕にとって、意欲的にテンポよく活動する生徒の姿勢が大切です。そのために、授業のスタートにおけるアタリマエ振り返ってみることにしました。
アタリマエを見直す
- 授業が他の教科の授業と同じ雰囲気で始まる。
- 英語でのあいさつに覇気がない。
- あいさつの中で、日付や曜日をすばやく答えられない。
- 次の活動に向けて、生徒のエンジンがかからない。
改善策
- 英語の授業がはじまるという意識づけをしてみてはどうか。
- 教師からのHow are you?ではなく、友達とのあいさつにしてみてはどうだろうか。
- 覚えておくべき基本的な知識には毎時間触れる機会を与えてはどうか。
- 教師からの問いかけには、元気に答える約束をしてみてはどうか。
具体案
- 10 Rules(英語の授業で大切にすること)を全員で元気に声に出す。
- 1年生はStudent Teacher(日替わりの当番制で1人)からクラスへあいさつ、ペア学習が始まったらパートナーとあいさつをする。
- Warm Upでの個人練習の時間を与える。(その日の授業内容との兼ね合い、学年によって調整)
- 教師からの質問に答えさせる。中2からはWhat's new?に対しての答えに、さらに追加質問をさせる。
実際の流れ
- 教師のGood morning /afternoon! でスタートする。
- 10 Rulesを黒板に掲示しておき、全員で元気に読む。
- 配布してあるプリント(B4)をあらかじめ準備しておき、各自で声に出して発音する。(1年生→1分で左ページのみ、2年生→左ページ1分・右ページ2分)
- 1年生はStudent Teacherが前に出てくる。ペア学習スタート後は、パートナーと握手し、ジャンケンをする。Student Teacherはクラス全体に、ジャンケン勝ちの生徒はパートナーにあいさつ(調子、天気、曜日、日付、What’s new?)をする。
- 教師が質問(天気、曜日、日付、What's new?)をし、答えられた生徒には「やる気シール」をあげる。
- What's new?の答えに追加質問させ、できたら「やる気シール」をあげる。
- 黒板でメニューと目標を確認する。
- テンポよく帯活動へ。
まとめ
以上のようにして毎時間やっていますが、だんだんと授業に向かう気持ちに不思議となっているように感じられます。ただ、その日の生徒たちの様子もあるので、どうしても雰囲気の上がらない日もあると思います。その際は、掲示してある10 Rulesを示しながら、笑顔で元気に生徒たちを鼓舞しています。(つい怒ってしまいたくなる気持ちを抑えて、葛藤しています…笑)
中2からはWhat's new?で過去形を使って発言し、さらに追加質問をさせることで疑問文をつくるトレーニングにつなげています。
生徒たちが変わっていくために、僕自身が決めたことをあきらめずに継続してやっていかなければいけません。がんばります。