2年生の1学期の最後のプロジェクトとして、ペアでスキットをつくって発表会をしました。
指導の流れ
- 次のプリントを配布する。
- まずは場面設定などを考える。
- 次に日本語で対話を考える。
- 英訳しながらスキットを完成する。
- ペアで小道具を作成し、発表の練習をする。
- 発表順を決める。
- 発表会では、他のペアをルーブリックに従って評価する。
- 最も投票数の多かったペアを称える。
- エッセイノートに感想と、次回にむけての改善点を書く。
指導上のこだわり
- オチのあるストーリーを考えさせること。
- ルーブリックで到達目標を示し、各自がビジョンをもって活動に取り組めるようにすること。
- 小道具や演技などで表現の工夫をすること。
- 限られた時間設定の中で準備をし、発表させること。
今回の反省点
「オチのあるストーリー」を漠然と求めるにではなく、まずは教科書の本文を一部改変することから始めるなど、スモールステップを踏んだスキットづくりを重ねておくべきでした。あまりにも生徒たちに多くを求めすぎたことを反省しています。
また、そもそも僕が設定した「文法事項」、「場面設定」に無理があり、全て盛り込んだスキットをつくることは難しいことに気づかされ、自分の想定の甘さを痛感しました。結局「道案内」や「夏休みの予定の相談」という場面ではなく、活動の様子や、生徒たちからの要望を考慮して、場面は「自由設定」も許可することにしました。
今回の成果
- 生徒たちの創造性を感じることができた。→場面・人物設定の工夫、オチのおもしろさ、小道具や演技力の高さが垣間見えました。スキットづくりの経験を重ねるほど、成長していく期待がもてました。
- 設定された発表の日までに仕上げることができた。→僕はついつい生徒たちが頑張っているほど、期間を伸ばしてより良いものを…ということになりがちです。今回はダラダラと先延ばしにすることなく、生徒たちが期限までの取り組みの成果を見ることができました。
- ルーブリックでの評価で自己の取り組みをメタ認知する機会となった。
生徒の活動の様子
- 道案内で夢オチ
- 空手家と師範
- 神さまとニート
まとめ
はじめてのスキットづくりでしたが、今回の反省点を生かしながら、このような機会をさらに設定することで、既習事項を活用したり、創造性を高めることができると実感しました。大がかりな発表会とせず、教科書本文の学習後にもスキットづくりを取り入れていきたいと思います。