It〜for A to... の導入と文法説明をしました。英文のスタイルをアニメキャラの体型に注目して説明しました。
授業の流れ
- 次のプリントを配布する。
- 左のアニメキャラクターが右のキャラクターと同じ体型になるために、アドバイスをスペースに日本語で書かせる。
- 何人かを指名して発表してもらう。
- 「頭を小さくしよう」「足を長くしよう」などのキーワードが出てくる。
- まずはプリントに従って、主語に不定詞(名詞用法)を使って英文をつくる。
- (a)の文は、しんべえの体型と同じなので、(b)の文をゾロのようなカッコいい体型にしようと伝える。
- その際、小顔にするための仮主語itを使うことを説明する。
- 矢印で示しながら、It〜for A to... を使った文を完成させる。
- 文法説明をし、ペアでIt is important for us to study English. / It is bad for junior high school students to have smartphones.というテーマで意見交換と作文をさせる。
まとめ
プリントを配布した瞬間に、生徒たちは笑いながら反応してくれて、掴みはオッケーです。It〜for A to... の文に変形するときは、ライザップのテーマを口ずさみながら板書していくと、生徒たちもニヤニヤしてくれるでしょう。
(a)の文は不定詞だけでなく動名詞でも作ることはできますが、その部分は触れていません。文法説明後には、英語の重要性、スマホ所有の是非について意見交換をさせ、作文を宿題として与えました。It〜for A to... を学習した後は、ディベート活動に取り入れることができそうです。(暗示的かつ言語活動を通した導入アイディアを以下に追加しました。)
【追記】Small Talkで導入
T: I’ll talk about a difficult thing to do. My favorite subjects are English and Japanese. But to remember kanji is difficult for me. These days, I have used a computer or smartphones. If we don’t know how to write kanji at all, we can see a list of kanji on a screen. (教師のパソコンを提示して、漢字変換の場面を実演しながら)So we can choose the best one from it. Computers or smartphones are useful when we write kanji. But I don’t remember kanji these days without them. I’ve already forgot many kanji. That’s why it is difficult for me to remember kanji. What is difficult for you to do, S1?
S1: To remember English words is difficult for me.
T: Oh, I think so too. But it’s interesting for me to remember English words. Is it difficult for you to remember English words, S2?
S2: No, it isn’t.
T: Then what is difficult for you to do?
S2: To get up early is difficult for me.
T: I see. It’s difficult for you to get up early. Now, it’s your turn. Let’s talk about what is difficult for you to do.
S-S Interaction①
あえてターゲットとなる文法事項を説明せずに、やりとりをさせる。
Sharing(T-S Interaction)
①上記のアニメキャラクターを使ったプリントを配布。
②Interactive Teacher TalkやT-S Interactionでの正しい英文を板書しておき、比較させながら文法説明。
S-S Intereaction②
ターゲットとなる文法事項を積極的に使用しながら、やりとりを発展させる。
S-S Intereaction③
プリントのトピックでお互いにやりとりしながら賛否を述べあう。