中学1年生のうちに鍛えておくべき、代名詞変化の訓練方法です。田尻悟郎先生の代名詞ダンスを、自分なりに解釈して実践しています。
代名詞ダンス(基本編)のやり方
- 黒板にマスターさせたい代名詞の表を書きます。
- I / you / he / she / it / we / you / they のそれぞれの振り付けを、みんなで考えていきます。
- 最終的には次のような振り付けになります。
- I →you →he →she →it →we →you →they の順番でみんなでリズムよく発音しながらダンスします。
- 恥ずかしがる生徒もいますので、教師がバカになってノリノリでやると盛り上がるでしょう!
- 同じパターンで、主格以外の代名詞にも対応可能です。(所有代名詞の×のところは、「なし!」と言いながら、体の前で腕をバツにします。)
代名詞ダンス(基本編)の活動バリエーション
個人orグループで協力して、代名詞ダンスのスピードを競います。立って活動し、全て終わったら席にすばやく座ります。
- 個人で縦の代名詞ダンス競争《主格→所有代名詞》(I→you→he→she→it→we→you→they→my →your→his→her→it→our→your→their→me →you...)
- 個人で横の代名詞ダンス競争《主格→所有代名詞》(I →my →me →mine →you →your→you→yours→he ....)
- グループで縦の代名詞ダンスリレー競争《主格→所有代名詞》(Aさん→Bさん→Cさん....→最後はみんなで)
- グループで横の代名詞ダンスリレー競争《主格→所有代名詞》(Aさん→Bさん→Cさん....→最後はみんなで)
代名詞ダンス(Q&A編)のやり方
ここからが代名詞ダンスの本番、Q&A編です。「やりとり」の活動で必要となる代名詞変化を鍛えることができます。Aさんの代名詞に対して、Bさんはリズムよく代名詞変化をして返します。代名詞変化は以下のようにします。(例は主格・所有格のみ)
リズムよくできるようになったら、テンポを上げて瞬時に返します。最後の代名詞変化には「ウーッ」を入れるとリズミカルです。(テレビで基礎英語を参考に)
代名詞ダンス(Q&A編)の活動バリエーション
- 一斉練習(Aさん=教師 Bさん=生徒 )
- ペア同士でスピード競争(Aさん=生徒A Bさん=生徒B)
*自分のパートナーと協力して活動し、終わったらすぐ着席。他ペアとスピードを競う。
- 文で代名詞変化(I like you. → You like me? Jack likes Nancy. →He likes her? など)
まとめ
田尻先生の実践から学ぶ中で、代名詞変化の難しさを知らず、それに対しての指導をしてこなかった自分に気づきました。代名詞ダンスがあれば、代名詞変化の訓練を帯活動の中で継続して行うことができます。また、生徒が代名詞変化につまづいた時には、長々と説明をする必要はありません。代名詞ダンス(Q&A編)をしてやるだけです。パンチゲーム以上に、生徒の力を高める素晴らしい活動です。継続して取り組む価値ありです!