平均点は80点と想像以上に点数はとれていた。そこはある一定の評価ができたとしても、ここで見えてきたのは、今まではどの生徒もそこまで点数に差がない状態に見えていたが、つまづきを感じている生徒が増えてきたことだ。
ここまでの授業で意識してきたこと
ここまでの指導の中では…
- 音と文字に関する内容
- be動詞の文のルール
- 一般動詞の文のルール
- be動詞と一般動詞の文の混同
- 代名詞変化
などが、生徒がつまづきを感じるポイントとして、指導してきたつもりである。僕自身が中学1年生のときに、be動詞と一般動詞の文のルールを混同してしまいつまづいたという経験があるため、そこに関しては、より意識をしながら指導をしたつもりである。
今回の中間テストで見えてきたこと
今回のテストで見えてきたのは、
- 英文を肯定文、否定文、疑問文と、自由自在に変化すること(特に疑問詞の入る疑問文への変化が難しい)
- 疑問文に対して、適当な代名詞に変換して答えること
- 発音から単語のつづりがわかる(フォニックスのルールを適用して)
まずは何から手をつけていくべきか?
今回のテスト結果から考えると、上記の中でも、特に3のポイントについてのつまづきを解消してやるのが先決だと思う。音読のパフォーマンステストは[日本語チャンク→英語]と、[Read and Look up]の2種類を課している。ペーパーテストで点数がとれていない生徒は、Read and Look upのほうが苦手なようである。【意味→音】への変換ができても、【音→文字】のプロセスでつまづいているということだろうか…。
今後の授業で継続していきたいこと
- フォニックスの名前・仕事・足し算の指導の継続
- 単語を縦書きにして発音指導
- 教師の発音を頼りに、空中につづりを書かせる
3については、そういえば高校生のときに先生に「空中につづりを書け」と言われたことを、広島県の胡子美由紀先生の授業を見た際に思い出した。ただ、当時の僕にはフォニックスの知識など皆無だったため、音から文字に変換など到底できなかったため、その指導の意義を感じることはなかった。そのため、自分の授業の中で活用することは今までなかった。ただ、フォニックスを継続して教えている生徒にはどうかと試してみたところ、その効果の程を感じることができた。
今日はちょうどALTが授業に入ってくれていたため、「bag」を発音してもらい、生徒に空中に書かせたあとに、「bug」を発音して空中に書かせた。それぞれの違いを聞いたところ、ある生徒が「虫のほうは、発音がァだったのでuだと思います」と答えた。
空中に文字を書かせることで、何となくでなく、きちんと理解できているかを再確認できるのではないかと感じた。今後もぜひ続けていこうと思う。