現在完了形の導入をしました。次のスライドを使いました。
導入の手順
- 授業始めの生徒とのやり取りの中で、Do you know where I’m from?と聞く。
- 生徒の発言に合わせて、スライドを段階的に進めながら、I live in 〜now.と伝える。
- スライドを進めながら、いつの時点から住み始めたかを伝える。I started to live....
- スライドを進め、現在完了形の継続用法で期間を伝える。I have lived in.....
- 現在完了形の英文をリピートさせる。
- ペア同士で、どんな意味になりそうかを相談させる。
- 次のプリントを配布する。
- 文法説明後は、ペアでBasic Dialogueに挑戦させる。
まとめ
現在完了形という専門用語が、生徒の理解を妨げると考え、「過去の出来事を強く結びつけた現在形」であると言い換えました。あくまでも「現在形」であるということを何度も伝えました。
ただ、すぐにはイメージできなかったり、理解できない生徒が大半です。そこで、「僕自身が現在完了形の感覚が分かり始めたのは、大学生の頃になってやっとかな」と伝えています。生徒の気持ちを軽くし、時間をかけて習得していくように励ましました。
オンライン学習用の動画をつくりました!
コロナウイルス対策のため、数少ない登校日、そして分散登校の中で始めた、本校のオンライン学習。少しでも、未習のことを家庭学習で学ぶことができないかと、文法導入+文法説明動画をつくってみました。
本当はALTと協力してスキットをつくりたかったのですが、勤務が難しい状況のため、ICT技術で乗り切りました。僕の友達のEddieの声を担当しているのは、次のサイトのコンピューターです。
https://text-to-speech.imtranslator.net/
そして、作成した動画はyoutubeにアップして、オンライン学習課題として与えています。こんな感じの動画になりました。(僕の顔にはモザイク処理しています)
それにしても、10分の動画をつくるのに費やした時間は膨大です。動画の内容に関して、そして生徒への効果も含めて、いろいろ検証しないといけません。しばらく挑戦してみます!
単元計画の変更に伴っての追記
教科書の内容が、本単元と次の単元を通して日本文化についてと続いていくので、以下のように単元計画をつくり変えました。
本単元では、自分の好きな日本文化について英語で説明する力をトレーニングし、次の単元の最終活動で、本単元での学びをふまえてパフォーマンステストに挑んでもらえるもらえるようにしたいと考えました。
本単元に入る前に、オンライン学習で現在完了形(継続)については学習していますので、対面授業でも軽く復習できたらと思います。また、本単元を通して「お気に入りの日本文化クイズ」を生徒に作らせるので、その導入も兼ねた文法導入ができるように、次のスライドを準備しました。
【Teacher's Talk】
I will tell you about my favorite thing from Japanese culture. This is it. It is a special cup. It is a Tobe ware. We call it Tobeyaki in Japanese. My wife and I went on a trip to Ehime 8 years ago. We made this together. I usually use it when I drink coffee. So I have used it for 8 years. I've used it since 2012. This cup reminds me of our trip to Ehime. That's why it's my favorite thing from Japanese culture. What are your favorite things from Japanese culture?
⇒ペアでやりとり⇒次のプリントを配布
《表面》
《裏面》