2年生のMy dream tripスピーチについてのまとめ。今回は練習・発表編。
身につけたい力
- 緊張感の中でも伝わる発音で英語を発音することができる。
- 夢の旅行について相手に伝えることができる。
- パソコンで簡単なスライドを作成し、スピーチの中で効果的に活用する。
- 人の発言に対してリアクションできる。
- スピーチに対しての感想を書くことができる。
練習方法
1年生のスピーチ練習と同様に、グループで取り組んでいきます。それについては以下をご覧ください。
発表までの流れ
- 発表日をクラス全体に知らせ、発表日・発表順を決める。
- 発表者は前に出る。
- (グループの仲間も最前列の特別席に座らせる)
- 発表者はスピーチをする。
- リスナーは気に入ったスピーチに感想を書く。
実際の場面
発表時には最前列に特別席をつくり、グループの仲間を座らせます。スピーカーはスライドを操作しながら発表しています。
工夫のポイント
発表の際には、自分でつくったスライドを操作しながらスピーチをします。プレゼンテーション用のリモコンをもたせることで、生徒はさらに乗り気になります。
グループでの練習の成果もあって、発表することに対して生徒たちが前向きになりました。また、仲間が最前列で見守ってくれている安心感からか、人前での発表が苦手な生徒でも、無事に発表を終えることができました。
さらに、田尻先生の実践から、スピーチの評価をスピーカーには課さないようにしました。その結果、教師にとっては発表当日よりも、発表に至るプロセスを重視することができるようになりました。また、スピーカーとリスナーがより良いスピーチのために協力し合う雰囲気を生み、クラスの一体感がどんどんと高まっているのを感じることができました。クラス経営の状態が発表の際には強く影響すると思いますが、逆に英語の授業がクラス経営にも良い影響を与えることができたように思います。
反省点
- スライドの枚数は制限したほうがよかった。あまりにたくさんの情報を表示してしまうことで、スピーカーの「自分の伝えたいことを、英語を話すことで何とかして伝える」という意識が低下してしまう。スライドに頼ってしまう。また、リスナーがスピーカーよりも、スライドに注目しすぎていると感じることもあった。
- スライド作成の際には、アニメーションなどの効果はつけさせないほうがよかった。発表のテンポがかなり悪くなる。
追記
- 生徒には評価でなく、感想を書かせますが、教師は生徒の発表を評価していきます。次のようなルーブリックを事前に配り、それぞれに目標を意識させます。
- 発表練習の際をグループでする際には、次のプリントを配布します。自分の発表の改善点をリスト化することで、パフォーマンス向上につなげます。