フォニックスに関する授業を数時間したあとは、ついにbe動詞の導入に入ります。「自己紹介文を書こう」という目標で行い、最終的にはTalk and Talk (book1) 1を課題として与えます。
語順表を使ってbe動詞の導入
和文英訳から文法説明をしていきました。
- 「私は山田太郎(実際の授業では僕の本名で)です。」と黒板に書きます。
- この文は「1+1=2」のように、「私=山田太郎」という関係であることを説明します。
- 「イコール」にあたるものとして、英語では"is"を使うと説明します。
- 語順表(1回目の授業で配布し、授業用のフラットファイルの裏表紙に貼らせています)を参照させます。
- 語順表の2-Aで表現することを気づかせます。
- 次のようなカードを作成しておきます。(裏表でひっくり返して使用します)
- 使用するカード(今回は I / am / Taro Yamada / . / の合計4枚)の枚数分の生徒を指名して、それぞれにカードをもたせます。
- 語順表で確認した正しい語順になるように、すばやく並ばせ、左の生徒から自分のカードの単語を発音させます。
- もし間違えていれば、正しい順に並びかえさせます。みんなで、協力してくれた生徒に拍手をして席に戻らせます。
- 全体が落ち着いたら、次のプリントを配布し、改めて説明をさっと行います。
- 確認した生徒は、プリントを授業ノートに貼り、Talk and Talk (book1) 1 を開かせます。
- モデル文の意味確認や発音をしたのちは、ペアで口頭練習などをします。先ほど確認した、新出文法のポイントに気をつけながら、自己紹介文を考えさせます。(残りは家庭学習にし、次の日に提出とします。)
指導上のこだわりポイント
僕が指導上の大切にしていこうと考えていることは、以前に書いたとおりです。
今回の授業では…
- 日本語と英語の語順の違いに気づかせる。
- 3年間をかけて、語順表の使い方に慣れ、語順の感覚を身につけさせる。
- クラスメイトが目の前で活動することで、興味関心をひかせる。
- 板書に時間をかけずに次の活動に移ることができるように、プリントにして配布すれば済むものは、できる限りプリントにして配布する。
なかなか語順表の使い方を習得するのには時間がかかるものだと分かりました。しかし、語順の感覚を身に着けることができるように、粘り強く指導していきたいと思います。