関係代名詞の主格を導入しました。後置修飾クイズで何となく慣れ親しんでいたので、スムーズに理解してくれたように感じました。後置修飾クイズについてはこちら。
指導の流れ
今回使ったスライドはこちらです。
- 授業はじめの帯活動で後置修飾クイズ③をやっておく
- スライドを生徒に見せる
- スライドに出てくる男の子、女の子、女性について単純に英語で言う(例:This is a boy / the boy with a bat / the girl in the red shirt / the smiling womanなど)
- ここからは「後ろから詳しく説明する」ことを伝える
- スライドの男の子を見せる
- the boy who...と言いながらでスライドを止める
- 生徒の反応を見ながら has an umbrellaをみんなで言う
- 次の男の子からは日本語でキューを与え、英語に変換させていく
- 像のイラストでWhat’s this?と聞く
- This is the animal which...と言いながらスライドを止める
- 生徒の反応を見ながらhas a long noseをみんなで言う
- すぐさま次のスライドへいき、What’s this animal? If you know what it is, raise your hand.と言い、ヒントを言う。
- 生徒は It is a giraffe.と答える
- サクサクと動物なぞなぞを進める
- 次のプリントを配布して文法説明をする
- その後はBasic Dialogue、もしくはフルーツバスケット(動物バスケット)へ展開する
- 動物バスケットについてはこちら
まとめ
導入の途中で、日本語を英語に変換させる部分で、生徒は詰まってしまうかと思いましたが、思いのほかサクサクと進みました。後置修飾クイズを続けていたことが繋がっているように感じました。ただ導入としては、場面設定もなく不自然な流れなので、もっと工夫して改善できたらいいなぁと思っています。(暗示的かつ言語活動を通した導入アイディアを以下に追記しました。)
【追記】Small Talkで導入
T: Please look at this book. This is the book that is written in English. Do you know this book?
S: Harry Potter?
T: Right. This is “Harry Potter.” Who wrote Harry Potter?
S: J. K Rowling.
T: Yes! This is the book which was written by J.K Rowling. I love this book. So I have read this book many times. This is the book that I have read many times. Have you ever read Harry Potter before?
S: Yes, I have.
T: I want to know the students who read Harry Potter before. Please raise your hand.
Ss: (手を挙げる)
T: I see. Many students in the class have read Harry Potter. So this is the book that was read by many students in this class. Anyway, what is this book, S1?
S1: It’s~.
T: Is this the book which you are reading now?
S1: Yes.
T: Who is the writer of this book?
S1: It’s 〇〇.
T: So this is the book written by 〇〇. What is this book, S2?
S2: This is Social Studies textbook.
T: Is this the book which you use every day?
S2: Yes.
T: Thank you very much. Now it’s your turn. Let’s introduce the book which you are reading now.
S-S Interaction①
あえてターゲットとなる文法事項を説明せずに、やりとりをさせる。
Sharing(T-S Interaction)
Interactive Teacher TalkやT-S Interactionでの正しい英文を板書して整理し比較させる。もしくは、生徒の誤った英文を板書して、誤りを発見させるなどしながら、ターゲットとなる文法事項の用法に気づかせる。
S-S Intereaction②
ターゲットとなる文法事項を積極的に使用しながら、やりとりを発展させる。
追記(2022)
帯活動のワードクイズの発展形で、動物ワードクイズから導入、文法説明をするパターン。Small Talk からのインタラクションを大切にしたパターンと、どちらでいくかは悩みどころでしたが、教科書の活動とのつながりを考えてこちらでやってみました。
ワードクイズについてはこちら。
また、前単元では後置修飾と関係代名詞をタスクベースの授業ですでに、何となく学んでいます。それについてはこちら。