English Classroom

中学3年間の戦略、導入・展開などの授業記録

ティーチャー制でTalk and Talkのパフォーマンステスト

  基礎トレーニングのために、中1ではTalk and Talkに取り組ませています。まずは、家庭学習で書くことを通して繰り返し練習し、最終的には口頭でのパフォーマンステスト実施します。

Talk and Talkのメリットと導入の難しさ

   Talk and Talkを活用することで、基本的なパターンプラクティスをするだけでなく、上質のインプットにもつながります。また、なかなか他の教材では鍛えることができない、代名詞変化をトレーニングすることができることも大きなメリットです。

   ただ、Talk and Talkは教師にとって手間がかかります。生徒が合格するまで、何度も繰り返し、毎日膨大な数のノート点検をしてやる必要があります。これが導入をためらう先生方にとっての大きな理由かもしれません。生徒のためにかけた時間や手間は、生徒とのつながりを深め、英語力の向上にもつながることは確実です。そうとは分かっていても、複数の教員で1つの学年を担当する場合は、他の先生方の理解を得る必要があり、これまた高いハードルです。いろいろなことをクリアできれば、導入する価値のあるスゴイ教材です。

パフォーマンステストの難しさ

   また、パフォーマンステストを行うことも簡単なことではありません。以下のような理由があげられるとおもいます。

  • 課題の数が多いので、パフォーマンステストのための時間をかなり確保しなければならない。
  • 課題の数が多いので、教師と生徒の1対1の形式のみでは生徒をさばけない。
  • 生徒のテスト時間を生み出すためには、説明主体の授業スタイルではいけない。(説明や板書の方法を工夫し、「理解」の段階に時間をかけないようにする)

ティーチャー制で生徒を育てる

   上記の難しさを克服するために、ティーチャー制を取り入れます。生徒が教師役になり、テストの試験官として活躍します。そのおかげで、僕はスローラーナーたちのサポート役に回る余裕が生まれます。その流れは次の通り。

  1. はじめは教師と生徒の1対1でパフォーマンステストを行う。
  2. 次第にファストラーナーたちが全ての課題を合格していく。
  3. 重要なポイント、試験官として大切なことを確認し、ティーチャーに任命します。
  4. ティーチャー名札をつけさせます。(Teacher / Coach / Helper / Instructor など)
  5. 道具を渡します。(ストップウォッチ、合格シール、Talk and Talkクジ)
  6. 合格者が多くなった場合は、名札とストップウォッチを渡して、練習相手として教室を巡回させます。

実際の授業の様子

Talk and Talkの問題番号をクジ引きし…

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ストップウォッチで計測し…

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励ましたり、ダメ出ししたり…

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ガッツポーズをして喜んでくれるまで、一緒に頑張ります。

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教室を巡回して、練習相手として活躍もします。

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まとめ

   生徒は自由で活気ある雰囲気の中で、自分で課題を選び取り組みます。その中で、いろいろな立場で自信をつけていく生徒たちの姿を見ることができました。ティーチャー制を取り入れる中で、授業スタイルの改革が必要なだけでなく、生徒と教師の信頼関係が構築されていることが大切であると改めて感じています。

※生徒による判定が成績に入るため、文構造が複雑化する2年生からはティーチャー制は行いません。※Talk and Talkでのトレーニングは中1までで完了し、2年生からはTalk and Talkは導入していません。