English Classroom

中学3年間の戦略、導入・展開などの授業記録

【英語教師あるある】ちまたにあふれる手法に惑わされがち。

 英語教育に関する書籍、DVD、セミナーなどの豊富さは他教科に比べてかなり充実しているように感じられます。ただし、我々はそれらと上手に付き合うことができているのでしょうか。

 

魅力的な手法を目の前にして、目的を見失う

 ちまたにあふれる様々なアイデアは、本当に授業実践の役に立つものです。まるでデパートのおもちゃ売り場のように、どれも魅力的なものばかりで目移りしてしまいます。しかし、自分を振り返ったときに、それらの数々に「なんとなく」飛びついてしまっていたことは、よくありました。「生徒に〇〇な力をつけること」が目的であったはずだったのに、「その手法をやってみること」がいつの間にか目的になっていることがしばしばありました。生徒のためでなく、教師の自己満足とも言えるかもしれません。なぜ、そのようなことになってしまうのでしょうか?それは、3年後のゴールにむけたビジョンを、英語教師がきちんともつことができていないからではないでしょうか。

 

3年後のゴールをイメージする難しさ

 中嶋洋一先生、田尻悟郎先生をはじめとする、数々の先生方は「3年後のゴールを見据えたバックワードデザインでの授業づくり」を提唱されています。この考えには納得するしかありません。

 では、「まずは3年後のゴールをイメージしましょう」と言われて、どれだけの先生が可能なのでしょうか。はっきり言って、僕には全く検討すらつかない状態でした。自分の能力不足にはホトホトあきれますが…。

 数年前にCan Do List作成についての研修で、東京外国語大学の投野先生がおっしゃっていて事を思い出します。「英語の達人と言われる先生方は、Can Do Listをつくる必要はありません。なぜなら、すでにそれが彼らの中にはあるからです。先生方にはありますか?だから作るんです。」

 英語教育について、自分なりに勉強をし続けてきました。その中で、「3年後のゴールと、そこまでのビジョンを見えるようになりたい」という思いを抱き続けてきました。最近になってようやく、暗闇に光がほんの少し差し込んできたような気がします。やっとです。

 

まとめ

 現在の勤務校は小規模校なので、複数学年の授業を担当しています。教材研究や準備、授業後の業務など、かなり大変ではありますが、そのおかげもあり、3年間のビジョンが少しずつ明確になりつつあります。僕にとっては、本当にいい環境です。

 3年後のゴールを明確にすることで、手法に惑わされない、一貫した指導が可能になります。ビジョンがやっと見えた頃には、退職まであと数年…というこにはならないようにしたいところです。そのためには、もっともっと勉強が必要ですね。がんばらねば。