英語の授業メモ

授業改革と実践の日々

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昔ながらの日本の英語教育をやってみよう④(英文和訳編)

前回の続き…

 

次の課題に対する取り組みです。

  • 忘れ去っている英文法が多く、英文の構造を分析する力が乏しい。(to+動詞の原形?なんだっけそれ?という感じでした…)
  • 英語の語順の感覚がない。
  • センスグループごとに、文のまとまりが見抜けない。

 

そこで、次の目標を掲げて授業をします。

  1. 主語と動詞を見極めよう!
  2. 文のまとまりごとに、前から前から意味をとろう!

 

指導上の工夫ポイント

配布するプリントは以下のような形式です。


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1時間目の授業で、

①チャンクごとにスラッシュ区切り

主語のカタマリを□で囲む

③動詞のカタマリに二重線でアンダーライン

をしました。

 

そして…

④チャンクごとの日本語訳

を宿題として与えます。

 

 

なぜあえての日本語訳?

このあとは、宿題として、チャンクごとの日本語訳をさせてきます。速く読むためには、すばやく文構造を分析する力が必要であり、さらには、ある程度の意味のまとまりごとに、前から前から理解できるように訓練しておく必要があると思います。

 以上の2点を、それぞれの生徒がどれだけ習得したかを確認するためには、日本語訳ができたかどうかでチェックするのが、最も確実であると考えたからです。

 

指導の工夫
  1. 語順に対する意識が養われていないため、「だれ何が/は」「どうする」「イコール」などを小さく、プリントの英文の上に記しておく(生徒に聞いたところ、英文を理解する上でかなり手助けとなるとのこと。よって、生徒のレベルに合わせて、だんだんと分量を減らしていき、最後は補助なしで読めるようにしていきたい。)
  2. 2時間目は、宿題としてやってきた日本語訳を、教師の指名で答えさせる。(指名は座席順に)
  3. 指名して答えさせる内容は、①チャンクごとの日本語訳②代名詞の指す内容③文法や表現に関する知識の確認など
  4. 答えられずに5秒間沈黙したら失格で、次の人に回答権が移動する

 

 ただひたすらに、日本語訳を座席順に言わせるだけでは、生徒たちの緊張感も失われていくので、問題は日本語訳以外のものをどんどん入れながら行います。(生徒にとって難易度が高い質問も織り交ぜていくと良いと思います。)また、5秒間沈黙したら次の人に飛ばされることで、「答えたい気持ち」と「答えられなかったときの悔しさ」のどちらも感じさせることがでかると思います。

 

指導上の留意点

 わざと「沈黙」や「わかりません」を繰り返す生徒が出てくると思います。これが、この指導方法の難しさだと思います。ただ、どの生徒も「人に認められたい」とか「できるようになりたい」という気持ちは持っているはずで、その部分を教師がくすぐってやることが必要かと思います。

 そのような英語が苦手な生徒には、さりげなく、適度に簡単めの質問にしてやることで、「できた」という達成感につなげ、意欲向上につながるよう配慮してやることで、プラスのスパイラルにつなげられたらと思います。

 日本語訳をさせることが最終目的ではなく、英文の構造分析の力を高めるための手段として、このような授業を行っています。また、一度に全体に情報の共有ができるという、一斉授業の形式のメリットを最大限に生かしながら、生徒の英語力と学習意欲向上に取り組んでいます。

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