英語の授業メモ

授業改革と実践の日々

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ICTについて最近思うこと。

 ICTの活用が叫ばれ、振り返ると5年前、「パワーポイントをフル活用して、力をつけてやるぞーつ」と意気込んでいました。

 
すべてパソコンでやってみました。

 

大変なことになりました…

授業の初めから終わりまで、あらゆる説明を予定された手順通りになるようにデータをつくることで、授業を進めるのもクリックひとつでした。

 

デメリット
  • 想定外のことには全く対応できない。(次のスライドに合う子どもたちの反応にしか対応できない。)
  • スライドの内容はすぐに目の前から消えるため、生徒の頭に授業内容が残りにくい。
  • 教師主導の一方的な授業になりやすい。
  • パソコンのトラブルがあると、授業が進まない。
  • 授業準備に膨大な時間がかかる。

 

 一度始めたことは後戻りできず、1年間はそのスタイルを貫きましたが、「もう授業でパソコンは使いたくない!」と自分がトラウマになるほどの、無価値な使い方をしていました。

 僕は極端な人間なので、そうなると「デジタルよりアナログ!」とあえて時代に逆行する迷走ぶりでした…

 

ICTは仕事の負担軽減のために

 生徒に効果があるようにと考えて、ICTを活用するのは当たり前のことです。もっといいものをと追求すればきりがありません。それに割くことができる時間と、エネルギーがあればどこまででも可能だと思います。5年前の僕はそうだったのかもしれません。

 しかし、この仕事は本当に忙しい仕事です。授業準備、生徒指導、学級経営、校務分掌、部活指導と、あらゆることを同時並行でこなしていく必要があります。どこかで線を引かなければ、ICTの活用が、さらなる負担になりかねません。

 一番考えておくべきことは、デジタルとアナログのどっちが準備しやすいかだと思います。子どもたちに見せたい写真を印刷して、ラミネートして…という負担より、スライドで準備すれば短時間で済みます。でも逆に、授業のほんの一場面のために複雑なスライドを膨大な時間をかけて作成するより、画用紙にペンで書くほうがやりやすい場合もあります。また、大きめのキッチンタイマーを授業用に買って持っていったり、ラジカセを毎回運ぶ手間よりも、パソコンのソフトを使えば身軽に毎時間移動できることもあります。

 

まとめ

 とにかく、ICTを活用することが第一ではなく、僕たちの仕事がやりやすくなるために活用していくことも大切なことだと思います。最近つくるスライドは、本当にシンプルで数分でつくれるレベルです。それでも、子どもたちへの効果は十分にあります。忙しい先生たちが、手軽によりよい授業をつくるきっかけが、ICTの普及によって生まれるといいなと思います。

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